DX について知識ゼロから、分かりやすい本はないかな、と本屋に寄り道してみました。
棚の入り口あたりの割といい場所に、DXのコーナーがあり、それも二段に渡って、DXの本が並んでいます。
今DXはかなり関心の高い分野なのですね。
私は、DXに関しては初心者ということで、いろいろある中から、小説形式になっていて、柔らか系なのを選びました。
いつもは、マンガとかはじめての何々とかが取っ付きやすく、アウトラインがわかるのでその辺のものを選ぶのですが、今回は、ストーリー仕立てでエッセンスを散りばめられたこの本にしました。
とても読みやすくて「なぜ今DXなのか?」から始まって「どのようにDXを進めていけば良いのか」「進める上で乗り越える壁は、どんな事があるのか」など、具体的に臨場感を味わいながら読み進められます。
わたしの中では、「DXはシステムとかITとかの部署がすれば良いのでは?」と思っていましたが、それでは成功する事ができないのだ、ということも、詳しく解説されているので、まったく違った意識に変わりました。
内容にちょっとふれると、中小企業に勤める総務部の女性社員という主人公が、DX課という新しく立ち上げられた部署へ、配属されるところから始まります。
混乱する若手社員の岬ましろさんが、DXの専門家の指導の下、どっぷりアナログに浸った会社をまずはデジタル化し、いろいろなITを次々に導入しながら会社のDXに取り組んでいくという、ストーリー。
最初のどっぷりアナログな状況は、私が働いている会社でも、「うちもそうだよなぁ」って感じです。
小説の中では、危機感を感じた社長が打ち出した「会社の変革をDXで実現する」という、無謀とも思える大きな方針によって、DX課のましろが社員全員を巻き込んでいって、泥臭い地道な仕事を通して変えていく、という内容。
「中小企業だからできない。。。」
という言い訳は、実際に会社で一緒に働いている若い人たちの顔を見ると、言ってられませんよね。
確実に移り変わってきている時代の流れに、遅れてはいるかもしれないですが、それでも諦めずに、少しずつでもできる限り着実に、ついて行く必要があるな。と思いました。
あなたも、この記事を読んでいるということは、同じ気持ちではないですか?
ぜひ、この本に投資して、時代の流れを感じ、いま取り組むべきことに気付いて、一歩を進めてはいかがでしょうか。
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